研究課題/領域番号 |
17K02047
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 京都大学 (2019-2022) 早稲田大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
相馬 拓也 京都大学, 白眉センター, 特定准教授 (60779114)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アルタイ山脈 / 西部モンゴル遊牧民 / 伝統知(TEK) / オーラルヒストリー / ヒューマン・エコロジー / 生存戦略 / 狩猟 / 草原世界 / バヤン・ウルギー県 / ホブド県 / オブス県 / ゾド災害 / 在来有用植物利用 / 狩猟伝承 / 動物民俗 / 民族動物学 / アロスタシス / 環境適応 / 伝統知(T.E.K.) / 災害対処 / モンゴル遊牧民 / 民俗防災学 / ユキヒョウ / 遊牧社会 / 減災 / 文化人類学 / 地域研究(モンゴル) / 牧畜社会 / 伝統知(TEK) |
研究成果の概要 |
本研究は、極北系モンゴル遊牧民の極限環境への適応戦略を、フィールド調査によって実証的に解明した。とくに古来、受け継がれてきた生存戦略と減災術の伝統知(TEK)について、合計10回(約200日間)の現地調査と、300人以上のインタビューにより、膨大なオーラルヒストリーを記録することができた。とくに研究計画に記した3つの調査系統、系統①:極限環境下で生き抜く伝統知の記録・収集、系統②:家畜行動と牧畜生産性の特定、系統③:家畜管理法と労働投下量の計数化・可視化、すべてにおいて良質な実証データの収集することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、西部モンゴル遊牧民(モンゴル系・オイラート系・カザフ人)の草原適応の知と技法(家畜飼養術・在来植物利用法・狩猟技術・資源利用など)の伝統知について、網羅的かつ科学的記録を実施した。その一部は、モンゴル人およびカザフ人の無形文化遺産の定義の情報源や、辞書などにも収録されている。
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