研究課題/領域番号 |
17K02050
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
本名 純 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (10330010)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | インドネシア / 選挙 / 政治リーダー / ポピュリズム / 民主化 / 権威主義 / 政治リーダーシップ / 政党政治 / コロナ / 治安 / 安全保障 / サイバー / SNS / 選挙政治 / 民主主義 / 政治エリート / リーダー / 政党 / 政治 / 選挙研究 / 政治学 |
研究成果の概要 |
本研究を通じて、インドネシアにおける民主主義の発展過程を分析し、政治リーダーシップの変化を明らかにしてきた。政治の民主化から20年を経て、国民の政治に対する期待はどのように変容してきたのか。キーワードは「庶民派リーダー」の台頭であり、なぜ、この新たなリーダー像に国民の期待が集まるのか。また既存の政治エリートたちは、この庶民派リーダーたちとどう関係を構築してきたのか。これらの関心を中心に研究を進めてきた。その結果、庶民派リーダーの台頭に対する既存エリートの巻き返しというバックラッシュの力学を明らかにできた。これが最大の研究成果だと認識している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インドネシアでは、2014年以降、中央と地方でエリート支配を崩す大統領選挙と地方首長選挙が続いてきた。この中央と地方の選挙政治の変容を「民主化第三フェーズ」の誕生と位置づけ、各種選挙のインパクトをマクロな政治分析に発展させていく点に本研究の一番の学術的意義がある。本研究を通じて、インドネシアの民主化論に新たな知見を提供できた。また台頭する庶民派リーダーたちの政策的選好を体系的に理解することは、日本の対インドネシア外交ビジョンを考える上でも重要であり、その政策的インプリケーションを提示することに、本研究の社会的意義があると考える。
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