研究課題/領域番号 |
17K02051
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 大阪産業大学 |
研究代表者 |
中谷 潤子 大阪産業大学, 国際学部, 准教授 (20609614)
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研究分担者 |
平野 恵子 お茶の水女子大学, ジェンダー研究所, 特任リサーチフェロー (50615135)
北村 由美 京都大学, 附属図書館, 准教授 (70335214)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 再統合 / 移住労働者 / インドネシア / ライフステージ / 移動労働者 / 社会学 |
研究成果の概要 |
本研究では、移住労働のち帰還したインドネシア人の新たなライフステージ構築注目した。インドネシア人移住労働者に帰国後について尋ねると、決まって「ビジネス」と言い、それは「Buka kantin(食堂を開く)」を指す。なぜそれしか言わないのか。更に家族をおいて海外に働きに出ること、親の帰還後の家族の在り方についても調査した。研究成果として得たのは、「自律/自立」というキーワードである。新たなライフステージの構築も、「自律/自立」なくしては成り立たず、残された家族についても「自律/自立」がキーワードとなろう。そしてそれは、移住労働だけでなくインドネシア社会全体の問題につながることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
移住労働は世界中に広がり、増加する一方である。そしてこれまで、受け入れ側の問題、そして移住労働者の移住先でのトラブルなどに多くの関心が寄せられてきた。しかし、移住労働者は帰還後、地元で新たなライフステージを構築できているのか。できないから、再び移住労働をするのではないか、そう考え臨んだプロジェクトだった。しかしそこには移住労働者を取りまく環境、様々な社会的な問題が絡んでいた。
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