研究課題/領域番号 |
17K02052
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 長崎大学 (2022) 大阪産業大学 (2017-2021) |
研究代表者 |
佐藤 靖明 長崎大学, 多文化社会学部, 准教授 (30533616)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ウガンダ / 食育 / 在来知 / 食生活 / 食文化 / 農業 / バナナ / アフリカ / 文化人類学 / 栄養学 |
研究成果の概要 |
ウガンダの農村において、食に関する生活の現状と知識の世代間伝達について把握し、在来知と科学知を組み合わせた「食育」の方法を示すことを目的とした。 世帯と小学校でのインタビュー調査をおこなった。それと平行して、小学校の指導要領を調べた。また、在来知と科学知の関係の事例として、地域の主食であるバナナの遺伝子組み換え品種の導入をめぐる議論をレビューした。 その結果、この地域では各世帯が食をめぐる知識の核となっていること、在来知と対立的なものと捉えるほど科学知の情報が広まっていないことが明らかになった。つまり、在来知をベースに科学知を載せていく教育、また、日常実践を活かす教育が有効であると考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本科研により、アフリカ農村の食の持続性を考える基礎研究が実施できた。アフリカ研究は、従来の社会文化特徴に重点を置くものと、現代的な課題や開発目標に注目したものの2極がみられる。この研究は、アフリカの食について教育、知識という観点から改めて考察したものであり、とくに、人びとの保守的な特徴を浮き彫りにすることができた。食に関する開発や支援をおこなう場合には、この知見を参考にすることが期待される。
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