研究課題/領域番号 |
17K02054
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
橋本 行史 関西大学, 政策創造学部, 教授 (30319826)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | グローバル化 / 人口減少 / 地域衰退 / 生活基盤の補い / コミュニティー / 近代化当初の近隣関係 / 伝統行事の現代的復活や継承 / 定常モデル / 近代化当時の近隣関係 / 寄り合いや伝統行事 / 低成長 / 定常化社会 / 地域の多様性 / 地域資源 / 地域内循環 / 外部需要との結びつけ / 関係人口 / 定常の条件 / 中央依存型の経済構造 / 地域類型 / 地域再生モデル / 古民家再生 / 町家再生 / 新常態 / 地方創生 / 定常状態 / 文化遺産 / ネットワーク / インバウンド / 総需要減退 / 地域再生 |
研究成果の概要 |
グローバル化と人口減少によって構造化している日本の衰退を前提とした地域の「定常モデル」を明らかにする目的で、先に衰退が進んだ地域と新しい取り組みをしている地域の調査を行った。立地環境によって地域ごとに目指す方法に違いが見られたが、それぞれの地域で、生活基盤の補いが発見されるとともに、成長重視からコミュニティー重視に住民の意識の変化が見られた。各地で地域コミュニティーの復活に向けた新しい取り組みが続けられている中で、近代化当初の近隣関係を見直して、現代的な形での伝統行事の復活や継承の必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、グローバル化と人口減少によって、地域の縮小は避けられないものと捉えて、地域のあるべき将来像にアプローチした。本研究から、地域ごとに多様性があるものの、住民によって生活基盤の補いがなされていることと、地域が経済発展からコミュニティー復活に重点を移していることが明らかにされた。また、コミュニティーの復活に向けての新しい取り組みが否定されるものではないが、近代化当初の近隣関係に再注目して、伝統行事の現代的な復活や継承の必要性が示唆された。以上によって、本研究の学術的意義・社会的意義は、日本の地域社会が直面する社会課題の解決に向けて新たな視点を提供できた。
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