研究課題/領域番号 |
17K02060
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 和光大学 (2018-2022) 沖縄工業高等専門学校 (2017) |
研究代表者 |
名嘉山 リサ 和光大学, 表現学部, 准教授 (80455188)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 琉球列島米国民政府 / USCAR / フィルム / テレビ / 占領政策 / 広報外交 / ニュース映画 / 広報番組 / 教育映画 / 広報政策 / 映像 / 米国民政府 / 沖縄 / プロパガンダ |
研究成果の概要 |
戦後の沖縄で、アメリカ軍政府・民政府は、ニュース映画、教育映画、ドキュメンタリー映画、テレビ番組など、映像を使った啓蒙活動・教育活動・広報活動に尽力した。本研究では、1945年から1972年までの米国統治時代の沖縄における、アメリカ政府関係機関制作映像の制作背景、流通、上映や受容について公文書を中心に調査をした。沖縄内で上映・放映されたニュース映画、ドキュメンタリー映画、テレビ番組だけでなく、米国民政府や米軍が制作協力をした沖縄関連の劇映画についても、その内容を分析し、政府の思惑などを公文書から明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究期間に、共著『よみがえる 沖縄 米国施政権下のテレビ映像―琉球列島米国民政府(USCAR)の時代』を出版した。日本の占領期に制作されたCIE映画などに関してはすでに様々な研究がなされているが、27年間にわたる沖縄の米国統治下で米国によって制作された映像に関してはこれまで体系的な研究が行われてこなかった。本書では、筆者が収集した映像や調査した米民政府のテレビ番組についての情報を体系的にまとめ、インタビューなども加えて資料的にも有用になるような形で構成し、選定した映像をDVDとしてもまとめた。このように、本研究は、米統治下沖縄研究や映像研究の未開拓部分に一石を投じることができたと考える。
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