研究課題/領域番号 |
17K02081
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
古田 弘子 熊本大学, 大学院教育学研究科, 教授 (60315273)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 障害 / 女性 / 教育 / ジェンダー / 南アジア / インド / スリランカ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、南アジアにおける障害女性の教育とジェンダーについて総合的に明らかにすることである。 第1に、インド各地の当該分野の研究者と面談し情報収集を行い、最終年度にそのうち2人の研究者を招へいし熊本と東京でシンポジウムを開催した。加えて翻訳書「インドの女性と障害」を発刊した。第2に、スリランカにおいて実態把握を行うとともに、インド・スリランカ両国で障害のある女子大学生を対象とした比較調査研究を行った。本研究の成果は4本の紀要論文で公開した。 本研究は、南アジアを舞台に、障害女性の教育をジェンダーの観点から分析するという新しい領域を開拓した点にすぐれた価値がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、女性であり、障害があることによって二重に周縁化される障害のある女性の教育が、現代インド社会でいかなる実態にあるのかについて検討した。 近年わが国では、障害のある女性への複合的な差別に対して当事者を中心とした啓発活動が活発化している。本研究は、南アジアを舞台に、障害女性の教育をジェンダーの観点から分析したものであり、不平等是正、ジェンダー平等などの持続可能な開発目標の達成に向けたプロセスに連なるものであり、きわめて今日的意義が高い。
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