研究課題/領域番号 |
17K02082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
新ヶ江 章友 大阪市立大学, 人権問題研究センター, 教授 (70516682)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | LGBT / 出産 / 育児 / 生殖医療 / 生権力 / 代理母 / 養子縁組 / 里親 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本在住の性的マイノリティがどのように出産・子育てを行なっているのかを把握することを目的とした。調査方法は、性的マイノリティの出産・子育てをしている自助グループでのフィールドワークおよび参与観察である。近年、性的マイノリティで出産・子育てに関心を持つ人々が増えており、特にレズビアンによる出産・子育ての関心が高い。レズビアンの中には出産するために精子ドナーを探し、実際に妊娠・出産を行なっているものもいる。しかし、同性婚をめぐる法整備の不備のために、レズビアンマザー、精子ドナー、子の関係は法的に不安定な状況に置かれていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
性的マイノリティにおける出産・子育てをめぐる研究は欧米社会では盛んに行われ研究蓄積がある一方、日本をはじめとするアジア諸国の実態についてはほとんど明らかとなっていない。本研究では、日本で性的マイノリティが実際にどのようにして出産・子育てを行おうとしているのかを質的調査法を用いて明らかにした。本研究の結果は、今後の日本における性的マイノリティの出産・子育てをめぐる施策を展開する際の基礎的情報となり得る。
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