研究課題/領域番号 |
17K02086
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
大串 尚代 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (70327683)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 少女文化 / 少女マンガ / アメリカ表象 / アメリカ女性文学 / 文化受容 / 外国表象 / 大衆文化 / サブカルチャー / アメリカ文化 / 日本文化 / 文学とジェンダー / アメリカ文学 / 感傷性 / 孤児 / アメリカ / 民主化 / 翻訳史 / 西部 / GHQ/SCAP / 外国文学 / 翻訳 / 海外渡航自由化 / 民主化政策 / 視覚芸術 / 翻案文学 / ポカホンタス / 翻訳児童文学 / 少女文化史 / 戦後民主化政策 / アメリカ文化受容 / 女性史 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、日本の少女文化におけるアメリカ文学・文化の受容について、その歴史的背景を明治期に遡り、第二次世界大戦後の民主化政策を経た1970年代までを考察することであった。本研究期間には、アメリカでの調査や国会図書館などで収集した資料に関する調査を経て、日本の少女文化の中にいかにアメリカ表象が取り入れられていたか、少女マンガという媒体がいかに重要な文化装置であったかを論じた。その学術的成果として国内外の媒体での論文発表、また国内外での口頭発表を行った。それらをもとにして2021年には単著『立ちどまらない少女たち--<少女マンガ>的想像力のゆくえ』(松柏社)を刊行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、昨今ソフトパワーとなっている日本のアニメやマンガの中でも、これまでそれほど着目されて来なかった少女マンガを歴史的にたどることにより、その文化的役割について考察したものである。1960年代から90年代の作品を中心に、当時文化の主流とはみなされていなかった少女マンガというジャンルの意義を再考する本研究は、サブカルチャー研究と外国文学研究を交差させ、広い意味での文化研究に資するものと考える。
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