研究課題/領域番号 |
17K02089
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
川瀬 和美 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (50287306)
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研究分担者 |
野村 恭子 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (40365987)
野村 幸世 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70301819)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 妊娠出産 / 女性医師 / キャリア / 女性医師の妊娠出産 / 妊娠合併症 / 分娩合併症 / 妊娠出産合併症 / 社会医学 |
研究成果の概要 |
日本内科学会(IM)、日本産科婦人科学会(OG)、日本外科学会(S)女性会員を対象に妊娠出産とキャリアに関するアンケート調査(内容は基本的情報に加え、理想の結婚出産時期、職場での妊娠出産に関するハラスメントやセクハラの経験、避妊や不妊治療、妊娠時の労働環境、妊娠分娩時の合併症、妊娠出産を契機とした離職の経験など)を施行した。 総回答(回答率%)はIM 5,454(21.9)、OG 1,225(20.4)、S 1068(29.9)で、うち有効回答7,747を解析した。女性医師の出産年齢は全国平均に比し高く、キャリアを重要視しているが、妊娠出産を契機とした離職は約20%に認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は3つの異なる専門分野(内科、産婦人科、外科)の女性医師の妊娠出産とキャリアに対する実態と考えを明らかにする目的で行った。その結果、専門分野間の類似点や相違点、わが国の一般女性との相違点などが明確となり、女性医師のキャリアに妊娠出産がどのように関係するかも推測できた。また、キャリアと少子化の関連も推察することができた。今回の研究結果より、女性医師に限らず専門的な教育を受けた女性が社会的に活躍し、キャリアを積み、持続的に社会貢献を続けるために必要な事は、キャリアのために出産を後回しにしなくても子供を産み育てつつもキャリアを積んでいける体制を構築することと考えられる。
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