研究課題/領域番号 |
17K02095
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
菅野 優香 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 准教授 (30623756)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | クィア / LGBT / 映画祭 / 映画 / アクティヴィズム / コミュニティ / アイデンティティ / アクティズム / セクシュアリティ / アクティビズム |
研究成果の概要 |
編著『クィア・シネマ・スタディーズ』(晃洋書房、2021)に加え、「クィア・シネマの現在」『Inside/Out ―映像文化とLGBTQ+』(早稲田大学坪内博士記念演劇博物館, 2020)、「コミュニティを再考する―クィア・LGBT映画祭と情動の社会空間」『クィア・スタディーズをひらく』(晃洋書房、2019)、「政治的なことは映画的なこと―1970年代の『フェミニスト映画運動』」『思想』(2020)等の論文を刊行した。また、学会発表や講演、シンポジウムなどをとおして研究成果を発信するとともに、国内外の研究者やクィア・LGBT映画祭関係者、アクティヴィストとさまざまな意見交換を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果として発表した論考は、映画の社会的役割に関連するものであり、とりわけ地方のクィア・コミュニティがいかに映画祭を通して生成されるかを考察したが、同時に、クィア・LGBT映画祭に先行して「映画運動」を牽引した女性映画祭についての歴史的考察も試みた。クィア・LGBT映画祭に関する研究は、少なくとも日本では初めてのものであり、映画研究とクィア・スタディーズの両方の分野にとって、学術的意義があったと確信している。また、地方のアクティヴィズムに注目することによって、よりリージョナル/ローカルなコミュニティ生成のプロセスを重視した点に、本研究の社会的意義が見出されるはずである。
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