研究課題/領域番号 |
17K02097
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
熊本 理抄 近畿大学, 人権問題研究所, 教授 (80351576)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 社会運動 / インターセクショナリティ / 複合差別 / 主体性 / 差別論 / 世系 / エンパワメント / コミュニティ・オーガナイジング / 連帯 / レイシズム / ジェンダー / フェミニズム / 二重、三重の差別と圧迫 / ブラック・フェミニズム / 部落女性 / 解放運動 / ダリット・フェミニズム / 複合差別/交差性 / 保育所づくり運動 / 教育 / 労働 / 共闘 / ケア / カースト / ケイパビリティ / コミュニティ / マイノリティ女性 / 国際比較 / エンパワーメント |
研究成果の概要 |
部落女性が担ってきた社会運動の歴史的社会的意義、彼女たちの実践と思想に通底する交差性/複合差別アプローチ、行為主体である部落女性の社会的位置、これらに関する研究成果を発表し、日本の差別論が独特の知的達成を経てきたことを示した。ダリット女性および部落女性が被る抑圧を決定づけているいくつもの条件のからみあい、それらを位置づける社会的権力関係を解明するにあたり、彼女たちによる交差性/複合差別アプローチに基づく理論と実践の思想的展開を確認し、性、人種、世系、階級といった要因の共通性と相違性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が当初対象としたアジア地域を超えて、世系に基づく差別を被るコミュニティのグローバルなネットワーク構築に関与した。交差性/複合差別アプローチおよびコミュニティ・オーガナイジング手法に基づく社会運動の発展と連携に貢献したところに社会的意義がある。世系差別を被るコミュニティに属する女性が発展させてきた実態把握、理論、思想、実践、政策を比較研究した。国連が定義する「職業と世系に基づく差別」概念、ブラック・フェミニズムが焦点とする「人種、階級、ジェンダーに基づく差別」概念、ダリット運動と部落解放運動が重視するコミュニティ・オーガナイジングの実践、それぞれに問い直しをはかるところに学術的意義がある。
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