研究課題/領域番号 |
17K02106
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 大阪大学 (2017, 2019) 公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構 (2018) |
研究代表者 |
石塚 裕子 大阪大学, 人間科学研究科, 特任講師(常勤) (80750447)
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研究分担者 |
廣瀬 浩二郎 国立民族学博物館, グローバル現象研究部, 准教授 (20342644)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Inclusive / Accessible Tourism / Diversity / 共生 / Dialogue / Disability / 当事者参画 / 災害 / インクルーシブ / 対話 / 合理的配慮 / Closs Disability / 当事者主体 / クロスディサビリティ / 観光と災害 / 観光バリアフリー / ツーリズム / 観光学 / ユニバーサルデザイン / ユニバーサルツーリズム / まちづくり |
研究成果の概要 |
本研究では土木計画学、障害学、観光学と複数の学問分野における「障害」への取り組みを概観し、ユニバーサルツーリズムとは環境整備と合理的配慮に加えて新たな文化の発信の3要素で構成されると定義した。新たな文化の発信には、マイノリティの視点が不可欠であり、多様な人との対話による、当事者との協働研究が必要であり、これが共生の技法である。 ダイバーシティ社会において災害という非日常時への対応は、世界的な課題となっている。観光と災害は非日常という共通点をもつため、共生の技法が有用であると考え、被災地の復興過程に援用した。その結果、多様な人々が互いの声を聴きあう場がまちづくりに必要であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、観光学を媒介に障害学や土木計画学における「障害」への実践研究を統合化し、環境整備と合理的な配慮に加えて、新たな文化の発信という、従来は十分には指摘されていなかった観点から、当事者参画の必要性、多様な人との対話という「共生の技法」を提示したことが成果であり、学術的に意義がある。 特に観光と災害時の非日常性に着目し、当事者参画が遅れていた災害分野に、共生の技法を援用し、実践研究を行ったことは、学術的にも社会的にも意義が大きい。
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