研究課題/領域番号 |
17K02107
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
寺岡 伸悟 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (90261239)
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研究分担者 |
櫻井 清一 千葉大学, 大学院園芸学研究科, 教授 (60334174)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 農村観光 / 連携 / 事業 / 異業種連携 / 観光 / ソーシャルビジネス / 地域ビジネス / 社会学 / 観光学 / 農業経済学 |
研究成果の概要 |
農村観光の重要性は学会、行政、民間などで広く述べられてきたが、一方で安定的発展への課題を有する点は世界的にも指摘されてきた。本研究は、我が国の農村観光が持続性を有しつつ発展するための鍵として異業種連携に着目しその条件や課題、現状を質的量的に調査したものである。 その結果、連携事業の助成金制度では観光面への支出が難しい場合が多いこと、現状の法規制による連携の困難性、農商工分野間の相互理解の欠如、農業に関する旅行者の理解欠如などの課題が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英国で発達した異業種連携を重視する農村観光論の枠組みである統合的農村観光論(IRT)をニュー・モビリティ・パラダイム(NMP)と接続した実践的な農村観光の分析枠組みを、具体的な国内の連携事業事例分析に援用し、連携事業の重要性を提唱したことは学術的成果と思われる。 また社会的意義としては、国内の異業種連携型農村観光の多くが直面する制度的・価値的問題点を具体的に明らかにしたことである。こうした知見を行政や連携事業体と共有することが、農村観光の持続的な発展に資するであろうと考えられる。
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