研究課題/領域番号 |
17K02114
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
原 直行 香川大学, 経済学部, 教授 (40304571)
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研究分担者 |
山下 里加 京都芸術大学, 芸術学部, 教授 (00411314)
福 のり子 京都芸術大学, アート・コミュニケーション研究センター, 教授 (10411307)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 地域芸術祭 / 瀬戸内 / 島しょ部 / まなざし / 移住者 / 地域振興 / 芸術祭 |
研究成果の概要 |
瀬戸内国際芸術祭(以下、瀬戸芸)開始以来10年間で、訪問客、豊島の住民、移住者の心理的な変化や地域社会への変化を明らかにすべく分析を行った。訪問客の瀬戸芸への評価は高い中で、「食」体験の増加傾向など瀬戸芸の観光としての一般化が進行している。住民も瀬戸芸への評価が高い人が多く、瀬戸芸による変化として移住者の増加、景色の美しさが訪問客に伝わったことの評価が高かった。訪問客による島の魅力の発見により住民も再発見したと考えられる。ただし、医療・福祉など離島での生活条件の改善は課題である。瀬戸芸は訪問客、移住者と店舗を増加させ、地域社会に物理的にも心理的にもポジティブな変化をもたらしたといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
瀬戸芸開始以来10年が経過したが、瀬戸芸を訪問客、住民、移住者を中心に包括的・総合的に捉える研究はなかった。本研究はこれまでアートと地域活性化に関する研究を観光学、芸術学、社会学等の分野から行ってきた研究者が、瀬戸芸開催地域の一つ、豊島を対象に訪問客、住民(小中学生を含む)、移住者に対して、アンケート調査やインタビュー調査により研究成果をあげた点で学術的意義が高いといえる。さらに、研究成果をわかりやすく編集した一般向けの報告書を作成し、瀬戸芸の関係者、行政、豊島住民等に配布し、瀬戸芸について客観視できる視座を提供した点で社会的意義もあったといえる。
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