研究課題/領域番号 |
17K02117
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
市川 哲 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 准教授 (40435540)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 観光研究 / 文化人類学 / 観光土産 / エスニックツーリズム / エスニックアート / ヘリテージツーリズム / 先住民 / 移民 / 東南アジア / 少数民族 / マレーシア / サラワク / ペナン / 観光 / エスニック・ツーリズム / 手工芸品 / 移民コミュニティ / 消費 |
研究成果の概要 |
本研究ではエスニックな観光土産が、ただ単にゲストとしての観光客と、ホストとしての地元住民、それを仲介するミドルマンやブローカーとしての観光業者の間の関係の中だけで存在するのではなく、現地における民族集団や地域集団、国外・国外の多様な地域・国家の多様な文化的・社会的背景を持った観光客という複合的な社会関係の中で形成されることを、特に多民族国家マレーシアにおけるエスニックツーリズムおよびヘリテージツーリズムの現場を事例とすることにより明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
観光地で製作・販売される観光土産に関しては様々な分野からの研究がなされてきた。しかしながら多くの研究は観光土産を観光の場でのみ理解する姿勢を取り、観光を取り巻く多様な文化的・社会的背景を軽視する傾向があった。また多くの研究は個別地域の事例研究に拘泥し、多様な地域の事例との比較研究や、それを行うことによる自己が研究する事例の地域医的特徴を理解する姿勢が希薄であった。日本とは異なる社会的・文化的背景を持つ多民族国家マレーシアでのエスニックな観光土産を研究した本研究は、観光土産研究を他地域の事例を視野に入れたより広範囲な枠組みの中で理解する方向性を具体的に示すことができたことが学術的な意義である。
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