研究課題/領域番号 |
17K02130
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
町田 怜子 東京農業大学, 地域環境科学部, 准教授 (90724675)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 熊本地震 / 阿蘇 / 地域文化 / 観光 / 復興マネジメント / 創造的復興 / 防災教育 / 暮らし / 地域コミュニティ / 復興 / 伝承 / 観光振興 |
研究成果の概要 |
本研究では、阿蘇地域における熊本地震からの多様な主体による創造的な復興プロセスをデータベース化した。その結果、住民やコミュニティ、草原保全ボランティア団体による独自の災害支援は、復興期の観光や交流等まで、継続的に展開することが明らかとなった。 続いて、本研究では、文部科学省の「生きる力」の学習指導要綱に基づき、自然と共生してきた知恵や暮らしを取り入れた学習プログラムを開発した。その結果、先人の地形,自然環境の読み解いた暮らしの知恵は,児童の地域への愛着や関心を育みやすく,復興やより良い地域社会への参加・復興への主体的行動や,地域特有の防災・減災を学ぶステップの起点になりやすいことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として、1点目は熊本地震による阿蘇地域の農業被害や観光への被害が大きい中、多様な主体の創造的復興や地域文化を取り入れた復興マネジメント手法を提案した。2点目は、これまで観光は復興計画の初期段階での位置づけは高くなかった。しかし住民やコミュニティ、団体等による災害発生時から始まった取組みは復興期まで継続されやすく、且つ、観光や交流、防災教育へと新たな地域再生活動に展開する経緯が明らかになった。3点目は、自然と共生してきた暮らしの知恵や地域文化を取り入れた学習プログラムは、児童の地域への愛着や関心を育みやすく、地域特有の防災・減災を学ぶステップの起点になりやすいことが示唆された。
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