研究課題/領域番号 |
17K02132
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
藤稿 亜矢子 東洋大学, 国際観光学部, 教授 (20732754)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 地域主体(コミュニティベース) / 自然保護 / エコツーリズム / サステナブルツーリズム / 持続可能な開発 / 環境教育 / コミュニティフォレストリー / 環境保全 / 観光 / 持続可能な発展 / 地域主体 |
研究成果の概要 |
本研究では、環境保全と地域社会の発展を目指したサステナブルツーリズムの一形態と考えられるCBET(Community-based ecotourism)に焦点をあて、カンボジアでの事例調査を通してその評価手法の構築を目指した。まず基礎的研究の成果として、国内外のサステナブルツーリズムに関する文献レビューを元に、サステナブルツーリズムの定義・理論・実践施策等をまとめて書籍とした。また、フィールドにおいては、前述で明確化した方法論を用いて、カンボジアのCBETの事例で実証調査を行った。これらの結果は、論文にまとめて発表し、またカンボジア政府観光省と共有することで同国の持続可能な発展の一助とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、観光政策・産業分野においてサステナブルツーリズムが謳われているが、日本におけるその学術的、政策的議論においてはまだ遅れが見られ、解釈そのものが間違っていたり、基本的な理論の浸透が見られなかった。そこで本研究では、国内外の既往研究からその理論と実践について書籍にまとめることで、日本におけるサステナブルツーリズムの推進に貢献することを意図したが、この書籍を元にサステナブルツーリズム協議会の前身も立ち上がったことには意義がある。また、カンボジアでの調査については、同国のCBETを包括的に調査した研究はこれまで無かったことから、結果を観光省と共有することで、今後の政策の一助とすることが出来た。
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