研究課題/領域番号 |
17K02134
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
小野 良平 立教大学, 観光学部, 教授 (40272439)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 景観 / 霊山 / 自然公園 / 可視性 / 観光資源 / 国立公園 |
研究成果の概要 |
国立公園に代表される日本の自然風景地の観光資源性を発展的に見直すため、文化的資源でもある山岳(霊山)とその信仰の拠点となる社寺を対象とし、その社寺の立地の特徴を山岳だけでない自然、特に海との視覚的繋がりから明らかにすることを目的とした。 大山、妙高山、那智山等を対象に、地形情報に基づいた景観解析と現地調査を行った結果、山岳や滝と海が同時に見える土地に各社寺が立地していることを明らかとした。これらのことから、国立公園等における人文的資源である社寺が、直接の信仰対象である自然に留まらない広域の自然景観と結びついた価値を有することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くは自然公園と重なる、霊山と称されるような日本の伝統的な山岳信仰の場が、歴史・文化的な価値に留まらず、山や海への眺望という眼に見える景観として理解することのできる、その地域の自然環境の総合的な特徴が反映された場でもあることを新たに明らかとした。このことにより、従来認識されてきた日本の自然公園の価値に新たな視点を加え、特に観光の立場から、今後の自然公園計画における資源性の評価のあり方や利用方策に関わる論点を示すことができた。
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