研究課題/領域番号 |
17K02140
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
|
研究機関 | 金沢大学 (2020-2021) 金沢星稜大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
川澄 厚志 金沢大学, 融合科学系, 准教授 (00553794)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | コミュニティ開発 / 小規模住民組織 / コミュニティベースドツーリズム / 持続可能性 / 観光地域づくり / プロプアーツーリズム / 計画論 / 参加型開発 / 観光地経営 / 観光まちづくり / 地域経営 / 都市計画 / プロプアー・ツーリズム / プロプアツーリズム / 都市計画・建築計画 / 観光学 / 地域振興 |
研究成果の概要 |
本研究では都市貧困層コミュニティを持続的な発展のための開発手法の構築を目指し、コミュニティ開発における小規模住民組織の特性や有効性について分析した。これまでの研究成果において、目的遂行型小規模住民組織は、住民の合意形成と計画の実行性という点においてコミュニティ開発を推進するツールとして可能性があることがわかっている。一方、テーマ型小規模住民組織では、スモールスケールの地域ビジネスとして、持続可能な観光地域づくりが試みられている。具体的には、Pro Poor TourismやCommunity Based Tourismの展開事例であり、持続可能な観光地域づくりを実現するツールとして注目できる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小規模住民組織からコミュニティ全体へといったプロセスを含むコミュニティ開発を対象とする既往研究は、路地単位の住民組織を形成し下水・衛生施設の整備を行い、その活動が地域全体に広がっていったパキスタンのオランギー・パイロット・プロジェクトを対象としたものを除くと見当たらない。小規模住民組織から開発を推進していく方法は、ボトムアップ型、プロセス対応型の利点を備えており、コミュニティ住民の重層的な関係性や開発の柔軟性に着目したコミュニティ開発の新たな手法として独創的であり、アジア地域のコミュニティ開発や、持続可能な観光地域づくりを考える上で一助となりうると考えている。
|