研究課題/領域番号 |
17K02143
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 阪南大学 |
研究代表者 |
森重 昌之 阪南大学, 国際観光学部, 教授 (20611966)
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研究分担者 |
敷田 麻実 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (40308581)
海津 ゆりえ 文教大学, 国際学部, 教授 (20453441)
内田 純一 小樽商科大学, 商学研究科, 教授 (40344527)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 観光ガバナンス / 観光まちづくり / 地域資源 / 地域外関係者 / かかわり / ガバナンス / 観光 / 社会的包摂 / 観光学 / 資源 |
研究成果の概要 |
近年、地域内外の多様な関係者がかかわり、地域資源を利用した観光まちづくりが進められている。本研究は、観光にかかわる多様な関係者の合意形成や規律・調整を図るしくみを観光ガバナンスと捉え、国内外の先行研究を整理した上で、その定義を示した。そして、北海道標津町の体験観光を事例に、観光ガバナンスの構築プロセスを解明した。さらに、多様な地域外関係者の地域へのかかわりを捉える類型化モデルを提案した。このモデルを北海道釧路市の長期滞在事業に適用し、地域側がかかわりをデザインできることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は国内外の観光ガバナンスに関する先行研究を網羅的に整理し、観光ガバナンスの定義を試みた国内で最初の研究である。その上で、観光ガバナンスの議論の背景に、地域内関係者の多様化と地域外関係者のかかわりの多様化という2つの方向を見出すことができた。他方で、近年は社会的流動性が高まり、地域外からの来訪者がまちづくりにかかわる機会が増えている。その中で、地域側が多様な地域外関係者の特性を捉え、それに応じたまちづくりを実践するための類型化モデルを本研究で提示できた意義は大きい。
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