研究課題/領域番号 |
17K02159
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
清塚 邦彦 山形大学, 人文社会科学部, 教授 (40292396)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 画像 / 表象 / 絵 / 分析美学 / 哲学 / 描写 / 美学 / 記号論 / 分析哲学 / 内容 / 意味 |
研究成果の概要 |
本研究では、そもそも画像とは何かという問を巡って、現代英語圏における描写の理論を手掛かりに検討を行った。その準拠枠としたのは、イギリスの美学者R・ウォルハイムによる 絵画経験の二重性(twofoldness)という考え方である。二重性とは、絵を見る経験が、物体の表面を見る経験であると同時に、当の物体とは異なる対象を(その像を)見る経験でもあるという事実を指す。英語圏における描写の理論はこの二重性の正確な意味をめぐる多様な説明案の間の対立から構成されているとも言えるが、本研究では、K・L・ウォルトンのメイクビリーブ説に準拠しつつ、そこにどのような補完が必要かという観点から問題状況の確認を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代は画像表象の社会的流通が量的にも質的にも他の時代を圧倒して増大したことを重要な特色の一つとしている。本研究は、そのことの意味を掘り下げるための拠り所として、画像表象の本質特性の解明を目指すものであり、画像表象と関わる諸学問分野が準拠すべき基礎研究の位置を占める。
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