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三大一神教における中世法思想の比較哲学的考察:「自然法」と「啓示法」の再定位

研究課題

研究課題/領域番号 17K02161
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 哲学・倫理学
研究機関東京大学

研究代表者

山本 芳久  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50375599)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードトマス・アクィナス / マイモニデス / イブン・ルシュド / 中世哲学 / 一神教 / 自然法 / 啓示 / 比較哲学 / キリスト教 / アヴェロエス / 哲学 / スコラ哲学 / イスラーム哲学 / ユダヤ哲学
研究成果の概要

別々の研究者によって研究されることの多い西洋中世哲学とイスラーム哲学とユダヤ哲学を同じ土俵に乗せて研究することによって、三大一神教(キリスト教、イスラム教、ユダヤ教)相互の思想的な共通性と相違の双方を明らかにした。とりわけ、西洋中世を代表する哲学者であるトマス・アクィナス、イスラーム世界を代表する哲学者であるイブン・ルシュド、ユダヤ世界を代表する哲学者であるモーセス・マイモニデスの法概念を比較思想的に考察するための橋頭堡となる論文を発表することができたことが大きな成果である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

我が国においては、キリスト教に関しては、幼稚園から大学まで多くの教育機関が存在し、書物も多数刊行されるなど、ある程度馴染みがあるが、キリスト教と比較されることの多いイスラム教とユダヤ教に関しては、専門の研究者はいるものの、一般的にはさほど馴染みのないものに留まっている。このような状況のなかで、キリスト教とイスラム教とユダヤ教を同じ土俵に乗せて研究を進め、論文を公開することによって、国際社会で日々起こり続けている様々な出来事の背後にある三つの一神教の共通性と相違の双方を理解し、現代世界をより的確な仕方で理解するための一つの視座を提供することができた。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて 2020 2018 2017

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (6件)

  • [雑誌論文] トマス・アクィナスの聖書註解:著作群におけるその位置づけ2018

    • 著者名/発表者名
      山本 芳久
    • 雑誌名

      理想

      巻: 701 ページ: 28-41

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 「窓ガラス」としてのイエス:井上洋治神学の美しさについて2018

    • 著者名/発表者名
      山本 芳久
    • 雑誌名

      本のひろば

      巻: 728 ページ: 4-7

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 井上神父とドストエフスキー:東方キリスト教を中心に2018

    • 著者名/発表者名
      山本芳久、伊藤幸史、安岡治子、山根道公、山根息吹
    • 雑誌名

      風(プネウマ)

      巻: 104 ページ: 37-58

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [雑誌論文] マクシモス、ディオニュシオス、トマス・アクィナス:谷隆一郎訳註『難問集』との対話2018

    • 著者名/発表者名
      山本芳久
    • 雑誌名

      『パトリスティカ』(教父研究会編)

      巻: 21 ページ: 90-107

    • NAID

      40021768528

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 三大一神教と中世哲学:超越と理性2017

    • 著者名/発表者名
      山本芳久
    • 雑誌名

      Nyx(ニュクス)

      巻: 4 ページ: 62-81

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [雑誌論文] マッキンタイアの「トマス的実在論」:哲学探究の基本構造2017

    • 著者名/発表者名
      山本芳久
    • 雑誌名

      Nyx(ニュクス)

      巻: 4 ページ: 156-167

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 対談 スコラ哲学からの挑戦2017

    • 著者名/発表者名
      山本芳久、稲垣良典
    • 雑誌名

      Nyx(ニュクス)

      巻: 4 ページ: 10-29

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 愛と霊的再生:説教者としてのトマス・アクィナス2017

    • 著者名/発表者名
      山本芳久
    • 学会等名
      教父研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] ヨーロッパとイスラーム世界(解説「キリスト教とイスラム教の相互理解の原点」219-230頁を執筆)2020

    • 著者名/発表者名
      R・W・サザン
    • 総ページ数
      240
    • 出版者
      筑摩書房
    • ISBN
      9784480099563
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [図書] キリスト教講義2018

    • 著者名/発表者名
      若松 英輔、山本 芳久
    • 総ページ数
      320
    • 出版者
      文藝春秋
    • ISBN
      9784163909455
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [図書] 愛と相生:エロース・アガペー・アモル (シリーズ教父と相生)2018

    • 著者名/発表者名
      宮本久雄編
    • 総ページ数
      201
    • 出版者
      教友社
    • ISBN
      9784907991425
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] トマス・アクィナス : 理性と神秘2017

    • 著者名/発表者名
      山本 芳久
    • 出版者
      岩波書店
    • ISBN
      9784004316916
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] 分断された時代を生きる2017

    • 著者名/発表者名
      東京大学教養学部編
    • 総ページ数
      270
    • 出版者
      白水社
    • ISBN
      9784560095645
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [図書] 井筒俊彦2017

    • 著者名/発表者名
      安藤 礼二、若松 英輔編
    • 総ページ数
      256
    • 出版者
      河出書房新社
    • ISBN
      9784309248127
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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