研究課題/領域番号 |
17K02169
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 岡山大学 (2022) 神戸大学 (2017-2021) |
研究代表者 |
松田 毅 岡山大学, 社会文化科学研究科, 客員研究員 (70222304)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 哲学 / ライプニッツ / 存在論 / 生物 / 時間 / 経済 / ライプニッツライプニッツ / 時間論 / 17世紀の哲学 / 生物哲学 / 経済思想 |
研究成果の概要 |
ライプニッツの生物哲学、時間論、経済思想に着目した存在論の問題について、この間の研究成果を活かし、組み込んだかたちで『夢と虹の存在論――身体・時間・現実を生きる』のような少し高度な一般書を出版したほか、国内外の学術誌に論文が掲載され、報告も行った。また、関連するラテン語著作の日本語初訳も刊行した。さらに、副産物として明治期のライプニッツの自然神学の受容の一断面を示すこともできた。ライプニッツのモナドロジーの存在論の歴史的文脈を解きほぐすと同時に、その現代的可能性を解釈することを通じて、我が国におけるライプニッツ哲学研究の発展に資することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
いまだに一般には数学者ないし「予定調和の形而上学者」としてしか認知されていない、ライプニッツの生物哲学、時間論、経済思想に着目した存在論の問題について、研究成果を活かし、組み込み『夢と虹の存在論――身体・時間・現実を生きる』のような一般書を出版したほか、学術誌での専門的な論文だけでなく、日本近代の南方熊楠によるライプニッツの自然神学の受容の一断面を著名な商業誌で発表し、広く示すこともできた。ライプニッツのモナドロジーの歴史的解明と現代的解釈を通じて、我が国のライプニッツ哲学の認知を高めた。
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