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伝アリストテレス作『大道徳学』のギリシア語写本の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K02175
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 哲学・倫理学
研究機関九州大学

研究代表者

新島 龍美  九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (50172606)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードアリストテレス / 『大道徳学』 / ギリシア語写本
研究成果の概要

従来アリストテレスの作品として伝えられてきた『大道徳学』(Magna Moralia)のギリシア語写本に関する文献学的研究を行った。通常底本として用いられているF. Susemihl校訂のTeubner版を検討・吟味し、誤植やギリシア語写本の読みの誤報告からテキスト各所で採用された読み方の検討に至るまで、詳細な考察を行った。
また、40数本に上るギリシア語写本を、主要写本を中心に検討し、写本群の構成や相互関係に関する考察を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年アリストテレス倫理学の復権が著しい。近代の道徳哲学を主導してきた二つの潮流である功利主義と義務倫理学に代わる第三の見方として、「徳倫理学」(virtue ethics)への関心が最近高まっている。この新たな見方の探求に際して、一つの古典的表現としてアリストテレス倫理学が再評価されて来ている。
(短編で偽作とされる『徳と悪徳について』を除く)アリストテレスの三つの倫理学的著作の内、最も研究が遅れているのが、『大道徳学』である。その大きな原因の一つは、ギリシア語テキストの批判校訂版の不在である。本研究は、この不備を補うために必要な同著作のギリシア語写本を研究したものである。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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