研究課題/領域番号 |
17K02196
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
|
研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
中澤 務 関西大学, 文学部, 教授 (10241283)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | ソフィスト / 古代ギリシア / 紀元前5世紀 / 自然哲学 / 弁論術 / 相対主義 / ノモスとピュシス / 西洋古典 / 哲学 / 倫理学 |
研究成果の概要 |
本研究では、古代ギリシア文明の黄金期である紀元前5世紀における哲学・倫理思想の総合的解明をおこなった。この時代には、ソフィストと呼ばれる思想家たちが多数登場し活躍した。これまで、彼らは否定的な評価をされることが多かったが、本研究では、彼らの思想を再検討し、彼らが知的伝統のなかで新しい哲学倫理思想を構築していった思想家たちであり、彼らを中心とした論争を通して、さまざまな新しい世界観と価値観が普及していったことを、その思想の具体的な解明を通して明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
紀元前5世紀ギリシアの哲学倫理思想の全体像は未解明な部分が多く、とりわけ、わが国では研究の蓄積が少ない。本研究の研究成果は、わが国だけでなく、世界的なレベルにおいて、ギリシア哲学史をめぐる新たな知見を提示し、当該分野の研究を進歩させる学術的意義を持つ。また、本研究は、古代ギリシア文明の歴史的意義をめぐる新たな知見を提示するものであり、これまでの歴史的認識とは異なる新しい歴史的視点を与えるという社会的意義を持つ。
|