研究課題/領域番号 |
17K02211
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 阿南工業高等専門学校 |
研究代表者 |
藤居 岳人 阿南工業高等専門学校, 創造技術工学科, 教授 (80228949)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 懐徳堂 / 中井竹山 / 中井履軒 / 実学 / 朱子学 / 実学思想 |
研究成果の概要 |
本研究は、懐徳堂学派の儒学思想を分析した。中井竹山・中井履軒兄弟が活動していた時期に懐徳堂学派は「実学」―現実の政治実践に資する学問―の概念を提出した。懐徳堂の実学概念は、幕末期に至って当時の儒学思想に大きな影響を与えた。懐徳堂の儒学思想は、抽象的な実学を真の実学に昇華した。このような「実学」としての儒学の概念を提出したことが日本近世儒学思想史上における懐徳堂学派の思想史的意義である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、懐徳堂学派の儒学思想を分析して、中井竹山・中井履軒兄弟が活動していた時期に懐徳堂学派が「実学」―現実の政治実践に資する学問―の概念を提出したことを明らかにしている。懐徳堂の実学概念は、幕末期に至って当時の儒学思想に大きな影響を与えた。すなわち、懐徳堂の儒学思想は、抽象的な実学を真の実学に昇華した。このような「実学」としての儒学の概念を提出したことが日本近世儒学思想史上における懐徳堂学派の思想史的意義である点を明らかにした。それによって、本来、儒学が現実にかかわる学問であることが明確になり、その儒学の本質を知ることで現代の我々もより深く現実にかかわるべき存在であることが認識された。
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