研究課題/領域番号 |
17K02212
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
陳 捷 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (40318580)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 明清出版史 / 中国出版史 / 書物史と社会史 / 江西地方出版 / 書籍文化史 / 明代地方出版 / 中国印刷史 / 明清出版 / 滸湾 |
研究成果の概要 |
本研究は、明清時代において書籍の重要な生産地であった江西省金渓県滸湾鎮の書籍出版業の形成、各時期の発展状況、出版された主な書籍の内容および書籍販売のネットワークについての研究である。研究期間中に、明清時代の滸湾およびその周辺地域の出版物を中心としての出版目録を作成し、原本の書誌調査を行う同時に、それらの書物の内容、編纂過程、出版背景や出版した書肆について考察した。調査研究を通して、当該地域の書物の出版および販売に関して新たな知見を得ることができた。研究成果の一部はすでに複数の学会で発表し、現在さらに資料を充実させつつ論文の作成を準備しており、近いうちに学術雑誌において公刊する予定である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、滸湾の出版業の具体像やその盛衰の歴史をある程度明らかになり、地方書肆における書物生産の過程・経営組織および在地の知識人の関与、販売ネットワークなどに関するケーススタディとして、滸湾の歴史文化に関する研究のみではなく、明清時代の出版印刷史や書籍の伝播の様相の研究にとっても大きな貢献であると思われ、重要な意義を有するものと思われる。
|