研究課題/領域番号 |
17K02217
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
岡野 潔 九州大学, 人文科学研究院, 教授 (80221844)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 仏教学 / 仏教文学 / サンスクリット文学 / ジャータカマーラー / アヴァダーナマーラー / ハリバッタ / クシェーメーンドラ / 仏教説話 / インド仏教文学 / ネパール仏教文学 / アヴァダーナ / サンスクリット語文学 / ジャータカ / 本生話 / サンスクリット仏教文学 |
研究成果の概要 |
4年間の研究期間(2017年4月~2020年3月)の研究成果: (1) 梵文『ハリバッタ・ジャータカマーラー』の研究として、合計17の章の和訳を発表した。また (2) 梵文『菩薩アヴァダーナの如意蔓』の研究として84章『マドゥラ・スヴァラ』と93章『スマーガダー・アヴァダーナ』の校定・翻訳を、また (3) 梵文『如来出生アヴァダーナマーラー』の研究として13章と14章の校定・翻訳を、また (4) 梵文『善説語大ラトナ・アヴァダーナマーラー』の研究として20章と21章の校定・和訳を発表した。また『六趣輪廻経』の梵蔵漢巴の4言語テクストの校訂を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サンスクリット(梵語)文学史の中での一つの独立したジャンルとして、インド文化圏の仏教徒による2千年の梵語作品の文学史が学問的に構築されなければならない。しかし現時点ではその文芸史の構築はまだ困難であるといわねばならない。なぜなら仏教梵文学の領域の諸研究の分布は、2千年にわたる文芸の歴史の全体を十分に俯瞰するには、まだむらがありすぎるし、特に中期以降が不十分すぎるからである。全体的にバランスのとれた仏教文芸史の俯瞰・構築のためには、いま早急に取り組まねばならない二つの課題があり、それは、一には、インドの成熟期の仏教詩人たちの作品の研究、二には、インド外、特にネパール仏教の梵文学の研究である。
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