研究課題/領域番号 |
17K02221
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 大谷大学 |
研究代表者 |
福田 洋一 大谷大学, 文学部, 教授 (00181280)
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研究分担者 |
石田 尚敬 愛知学院大学, 文学部, 准教授 (80712570)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 『プラマーナ・ヴィニシュチャヤ』 / チベット論理学 / カダム派 / プラマーナ・ヴィニシュチャヤ / 仏教論理学 / 科段 / 印度哲学 / チベット仏教 |
研究成果の概要 |
本研究は、初期チベット論理学において重視されたダルマキールティの第二の主著『プラマーナ・ヴィニシュチャヤ』に対するチベット人の註釈書9点のうち、ゲルク派興起以前のもの8点のチベット語テキストをコンピュータに入力して公開し、またそれらの中から詳細な内容目次を抽出・整理して提供した。これによってインド論理学の研究者にとってもチベット論理学の研究者にとっても、それぞれの研究テーマに裨益する研究資料を提供することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ダルマキールティの第二の主著『プラマーナ・ヴィニシュチャヤ』のインドでの註釈書はダルモーッタラのものしかなく、また極めて膨大なため、詳しい内容の研究にも時間がかかる。それに対してチベット人の註釈書は9点を数え、これらを参照することによって原典の理解に有益な資料となる。また初期チベット論理学はこの『プラマーナ・ヴィニシュチャヤ』の研究によって形成されたため、その資料は初期チベット論理学の解明にも必要不可欠の資料である。これらの注釈書を電子テキストにて提供することにより、困難な写本読解の手間を省いて、内容そのものの理解に直結する研究資料を提供することが出来た。
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