研究課題/領域番号 |
17K02242
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
|
研究機関 | 郡山女子大学短期大学部 |
研究代表者 |
何 燕生 郡山女子大学短期大学部, 専攻科, 教授 (00292186)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 入宋禅僧 / 東アジア禅仏教 / 日本宗教史 / 道元 / 栄西 / 東アジア仏教思想 / 禅仏教 / 松本文三郎 / 柳田聖山 / 正法眼蔵の翻訳 / 武士道 / 近現代における禅の受容 / 大乗仏教概念 / 太虚 / ヤスパース / 木村泰賢 / 宏智 / 稲葉円成 / 常盤大定 / 鎌倉禅 / 東アジア仏教 / 禅思想 / 中国 / 日本 / 印度哲学、仏教学 / 宗教学 / 日本思想史 |
研究成果の概要 |
この研究計画は、栄西や道元、円爾などの中世入宋禅僧の精神世界について、 文献学および宗教学の視点から再検討し、「日本宗教史」研究の新たな展開を図ることを目的とした。コロナ感染症のため、途中から研究計画を一部変更せざるを得ないため、後半から主として日本国内における文献資料の調査をし、また、それらに対する分析を踏まえつつ、歴史的、思想史的コンテキストに即し て総合的な理解を試みた。 その成果を国内外の学会で発表した。宗教学や仏教学および日本思想史などの諸分野の関連研究との連携を模索しながら、 可能な限り学際的に検討することを目指した。研究期間全体を通して考えれば、初期の目的が達成されたと考える。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
入宋禅僧の精神世界にはきわめて多様な要素が含まれ、仏教的世界観や人生観の他に、中国の道教的な救済観や日本在来の神観念も多分に混じり合っており、決して単純なものではなかった。しかしながら、これまでの研究では基本的にそれぞれの思想や教義の側面に着目され、日本仏教史という枠組みからの考察が中心であり、しかも、研究の手法も文献の蒐集とその解釈という極めて限定されたものだった。 実地調査およびそれを踏まえた歴史的分析の中から入宋僧の精神世界の全体像を探ろうとするような研究はこれまで本格的になされてこなかったように思われる。 研究成果を英語や中国語で刊行したため、国際学術交流に寄与するところが大きいと考える。
|