研究課題/領域番号 |
17K02243
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 鈴鹿大学 |
研究代表者 |
川又 俊則 鈴鹿大学, こども教育学部, 教授 (40425377)
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研究分担者 |
郭 育仁 鈴鹿大学, 国際人間科学部, 准教授 (10761603)
小林 奈央子 愛知学院大学, 文学部, 准教授 (50597135)
冬月 律 麗澤大学, 外国語学部, 講師 (70726950)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 次世代 / 継承 / 教化 / 超宗派 / 子ども会 / 青年会 / 伝統 / ネットワーク / 宗教集団 / 宗教指導者 / 宗教社会学 / 創造 |
研究成果の概要 |
農山漁村同様、伝統的宗教集団も「強くて弱い」存在である。人口減少のなかで衰退や消滅も論じられる。しかし、青年宗教者の新たな教化活動が信者・住民へ浸透し、宗教集団が活性化すると同時に、地域住民と宗教集団との交流が地域外の人びとに広がって地域が活性化していく。このように、宗教の視点を地域研究に導入し、従来の研究で捨象されていた次世代教化活動が、地域社会に活性化をもたらしていることを示し、宗教集団の継承と創造の可能性を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本科研は、地域振興の視点から宗教を伝統文化や年中行事の提供者に過ぎないと見なす先行研究に対し、そこに生きる人びと自身のライフコース上に必要なものと見る視点を加え、一過性ではなく、持続可能な集団たることを示した。若手宗教者は宗教青年会や超宗派的組織で活動し成長していくが、全国各地に各種存在することも示した。宗教青年会の研究は思想史的観点による成果が多数あるが、同世代と共に数十年、多様な役割を果たす経験が宗教者のライフコース上意義あることと、それが次世代教化システムとなっていることを示した。
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