研究課題/領域番号 |
17K02257
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
栗原 剛 山口大学, 人文学部, 准教授 (50422358)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 武士道 / 葉隠 / 日本倫理思想史 |
研究成果の概要 |
近世日本における代表的武士道書である『葉隠』に対して、未翻刻の写本に新たな注釈と現代語訳を付し、本文とあわせてこれを一連の著書にまとめ、刊行した。また、そこに説かれた武士道についての論考を、上記の著書の中でも、また雑誌論文としても発表し、『葉隠』が説く武士道のもつ倫理思想史的な意義について、再検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新たな写本にもとづく『葉隠』全文の翻刻、およびこれに対する注釈と現代語訳の作成、という本研究の成果は、これまで武士道における古典とされながら、その基礎的研究環境が必ずしも十分に整えられないままであったという、『葉隠』に対する研究状況の停滞を打破したものであり、学術的に大きな意義を有している。また、本研究の成果が文庫として刊行されたことは、学術的なニーズにとどまらず、武士道という思想文化に対する社会的な関心の高さを、証明するものである。今後、人びとが『葉隠』および武士道についての知識や教養を求めるにあたっても、本研究の成果が担う役割は大きいと言える。
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