研究課題/領域番号 |
17K02263
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
森本 あんり 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (10317349)
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研究分担者 |
岩井 淳 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (70201944)
竹澤 祐丈 京都大学, 経済学研究科, 准教授 (60362571)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 寛容 / ピューリタニズム / イスラーム思想 / 宗教間対話 / カトリシズム / 共和思想 / イングランド / アメリカ / イスラーム / モロッコ / アル・アハワーン大学 / カラウィーン・モスク / メクネス / 迫害 / グローバル化 / 公共空間 |
研究成果の概要 |
「日本ピューリタニズム学会」の会長・前会長・理事を務める三者による共同研究で、ピューリタニズムの寛容思想とその現代的意義を複数視野から立体的に問うた。イスラームの世界的進展により、公共空間の非宗教化という近代啓蒙の理念が疑問視されるようになっている今日、本研究はピューリタニズムが辿った宗教内在的な寛容論を再検討することで、異なる思想系を橋渡しする対話のための土台を作る作業を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般に不寛容と見なされてきた宗教には、それぞれの伝統の内部に他者への寛容を要請する内在的な動機が含まれている。異なる思想や主義主張の交錯がますます盛んになる現代社会では、外から寛容の要求を押し付けるのではなく、その体系や伝統にもともと内在している対話や交渉の能力を発展させ顕在化させることで、平和共存と相互理解の可能性を高めることができる。
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