研究課題/領域番号 |
17K02270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
平泉 隆房 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (20148357)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 祭神別神社分布図 / 日吉信仰 / 山神信仰 / 神明神社 / 白山信仰 / 神社分布 / 祭神分布 / 日吉大社 / 日吉大社大年表 / 白山神社 / 祭神 / 伊弉冉尊 / 菊理媛 / 山岳信仰 |
研究成果の概要 |
祭神別神社分布図、具体的には大山咋神、素盞嗚尊、大山祇神、天照太神(伊勢)、伊奘諾・伊奘册尊、宇迦之御魂(稲荷)、などを手懸りとして検証し、信仰の伝播経路や信仰の広がり具合を検証した。 たとえば、素盞嗚尊を祀る神社の分布図からは、神社名だけをみていたのでは拾えない多くの神社があることを知り得た。素盞嗚尊の神格については古来種々の議論があり、記紀風土記などにも様々にみられ議論が錯綜しているなかで、有力な判断材料となるはずである。大山祇神が実に多くの神社に祀られ配祀されていることは、これまでは、単なる後世の付会として扱われてきたようであるが、新たな一石を投じるものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の神社名別の研究が見落としてきた、祭神ごとの検証によって、多くの新知見が得られ、引いては日本思想史の一部を書き換えることにつながることが予想される。大山咋神、大山祇神、素戔嗚尊、天照太神そして白山信仰の諸神について、それぞれの分布図を作成した。信仰の広がり具合は一目瞭然である。 素戔嗚尊については、神社名としては八坂神社などではなく、祀られていることを類推するのは困難な地域として中国地方が指摘されているが、それらのかなりな部分が荒神社であることをつきとめた。従来、単なる付会として考慮すらされなかったようだが、大山祇神を祀る神社6000社ほどの分布図も作成し検討した。
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