研究課題/領域番号 |
17K02285
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 京都市立芸術大学 |
研究代表者 |
高橋 悟 京都市立芸術大学, 美術学部/美術研究科, 教授 (30515515)
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研究分担者 |
佐藤 知久 京都市立芸術大学, 芸術資源研究センター, 教授 (70388213)
牧口 千夏 独立行政法人国立美術館京都国立近代美術館, 学芸課, 主任研究員 (90443465)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 相互行為 / アフォーダンス / 環境 / 障害 / 美術館 / ケア / アーカイブ / 集団 / 脱ー健常 / 現代アート / 環世界 / 芸術人類学 / 脱健常 / 感性 / 記録 / 現代芸術 / 現代美術 |
研究成果の概要 |
ヒトとヒト、ヒトと環境の相互行為から障害者の創造行為を捉え直す事を目指した本研究では、①環境から集団への働きかけ②個人のコトバからコミュニティへ、という2つのベクトルが交差する場として、協同的なパフォーマンスを展開した。鑑賞者と演者を区切る劇場など従来の公演手法ではなく、障害者支援施設の空間全体を音響、照明、鏡面、映像を用いて多面的に使用し「観る・觀られる」「看る・看られる」という境界を越境する試みである。また、その成果を学会で発表するだけでなく、家族や当事者と共有できるフィードバックの場を準備することで今後の展開の基盤となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ケアのフィールドへ越境すると同時に、障害施設のメンバーたちがアートのフィールドへと越境するという相互的な方法で場が形成されるモデルを構築することができた。環境から集団の身体へ働きかける「外からのベクトル」、個のコトバからコミュニティへという「内からのベクトル」、これら二つが交差する場としてパフォーマンスを開催し、障害者施設の空間全体を音響+照明+鏡面のインスタレーション+映像を用いて多面的に使用し、「観る/観られる」、「看る/看られる」という境界を越境する協同的な場をカタチにする事ができた。
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