研究課題/領域番号 |
17K02310
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鴈野 佳世子 東京大学, 史料編纂所, 特別研究員 (40570065)
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研究分担者 |
山本 聡美 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (00366999)
京都 絵美 東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 講師 (40633441)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 復元 / 文化財保存学 / 保存修復日本画 / 文化財保存 / 日本絵画 / 美術史 / 博物館学 |
研究成果の概要 |
本研究は絵画の復元工程のうち、特に復元根拠の選定に焦点を当て、調査とワークショップを通して問題点の指摘と解決を図った。ワークショップには若手研究者や学生らの継続的な参加が見られ、人的交流が深められた。調査・取材・ワークショップの機会を通して復元制作現場や研究機関とのつながりも広がり、美術史研究者と実技系研究者、保存科学者らが共同で取り組んだ復元研究事例の研究会を開催した。研究者が分野を越えて絵画の復元について論議し、復元研究の学術的水準の向上を目指す協力体制を構築することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、絵画の復元は様々な目的・手法により数多く制作されているが、学術的な方法論の構築と研究者間の意識の共有が不十分であるため、復元の水準の格差が大きく、鑑賞者にも正しい情報が伝わりにくい状況となっている。今後、文化財保存や教育普及、文化外交、美術史研究など様々な現場で、絵画の復元研究はさらに重要な意義を持つことが予想されるが、本研究では復元研究や復元制作、公開を担っていく研究者、実技者、科学者、博物館関係者らのネットワーク作りに寄与することができた。
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