研究課題/領域番号 |
17K02319
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 京都市立芸術大学 |
研究代表者 |
吉田 雅子 京都市立芸術大学, 美術学部/美術研究科, 教授 (40405238)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 綴織 / 染織史 / 工芸史 / 日本 / 中国 / ヨーロッパ / 染織 / ファイバー ワーク / ファイバー アート / アンデス / 工芸 / 国際 / 染織 textile / 綴織 tapestry / ファイバーアート fiber art / Japan China Europe |
研究成果の概要 |
江戸時代後期から戦後までの綴織の発展の流れの中で、ターニング・ポイントとなった三つの時期の作品の材質・技法・表現と外来要素の受容がどのように関連していたかを明らかにすることを、本研究は目的としている。そして、(1)江戸後期、(2)明治から昭和初期、(3)第二次大戦後の3つの時期を代表する作例や制作者を一次史料、現物資料、作家へのインタヴィューを通して調査した。(1)では中国、日本、フランドル、(2)は中国、日本、フランス、(3)は日本、ヨーロッパ、イスラム圏、アンデスの要素が選択的に混交されながら作品が制作された様態を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
綴織の展開は日本の染織史の上で重要な問題で、年紀が付随する江戸後期の綴織は日本の祭礼に複数伝来しており、それらはこの分野における基礎研究として大変重要である。しかし、これらに関連する一次資料に関する学術的な調査はあまりなされておらず、これらの祭礼に伝来する品々は研究者には手が届かないことが多かった。本研究はこのような重要な作例を含むもので、この種の作に関する基礎的研究基盤を提供するものとして価値がある。本研究は日本の織物発展史のみならず、工芸の国際文化交流史の上でも意義を有している。
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