研究課題/領域番号 |
17K02321
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 城西大学 |
研究代表者 |
奈良澤 由美 城西大学, 現代政策学部, 教授 (60251378)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 内陣障壁 / 典礼備品 / 彫刻 / 装飾 / 初期中世 / フランス / 内陣障柵 / 典礼空間 / 古代末期 / 格子模様 / うろこ模様 / 組みひも模様 / 柱頭 / メッツ / プロヴァンス / カンケッリ / ガリア / 装飾模様 |
研究成果の概要 |
キリスト教の典礼空間において内陣障壁(カンケッリ)は、信徒の空間と聖職者が儀式を行う空間を区別する役割を担っている。本研究は、初期中世の内陣障壁の残存例の現地調査をフランス南東部を中心に行い、作例の形態、材質、装飾、由来する聖堂の歴史などのデータ化、分類、分析を進めた。また、うろこ模様、格子模様、ロゼット模様、組みひも模様など、内陣障壁に特徴的な装飾についての広範囲の資料・文献収集を行い、分析研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
初期中世の内陣障壁の大半はごく断片的にしか後代に伝わっておらず、その装飾が研究の中心テーマとなることは少ないが、初期中世のキリスト教美術を考察する上で最も重要な資料のひとつであることは疑いない。本研究はそうした初期中世美術研究における欠落部分を補充するための、第一次資料のカタログ化および装飾の分析研究の一環となっている。特に、地元工房の彫刻装飾の土着的側面についての考察を進めたことにより、初期中世の装飾モティーフの選択についてこれまで着眼されていなかった問題意識を提示しうると考える。
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