研究課題/領域番号 |
17K02339
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 神奈川県立歴史博物館 |
研究代表者 |
小井川 理 神奈川県立歴史博物館, 学芸部, 主任学芸員 (80589846)
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研究分担者 |
武田 周一郎 神奈川県立歴史博物館, 学芸部, 学芸員 (10803273)
神野 祐太 神奈川県立歴史博物館, 学芸部, 学芸員 (40757473)
橋本 遼太 神奈川県立歴史博物館, 学芸部, 学芸員 (20782840)
古川 元也 日本女子大学, 文学部, 教授 (60332392)
渡邊 浩貴 神奈川県立歴史博物館, 学芸部, 学芸員 (60810900)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 原三溪 / コレクション形成 / 古美術 / 地域史 |
研究実績の概要 |
本研究は、横浜で活躍した実業家・原三溪の関係資料群を分析の対象とした基礎的調査研究である。対象とする資料群は古美術から近代美術、さらには古建築を含む三溪のコレクション形成にかかわる、多種多様な内容を示す貴重な資料群である。本研究では、この資料群の分析および解釈により、三溪のコレクション形成の様相を詳細に復元するとともに、その志向性を明らかにするものである。 主な作業目標として、(1)資料群の全体の把握、(2)資料調査および撮影、(3)調査・撮影済み資料の再整理、(4)三溪の蒐集活動や経済活動に関する分析、の4点を設定し、以下の成果を得た。 まず、(1)対象資料群の整理を実施し、1,267件(2,940点)の資料目録を作成した。一部未整理資料が生じたが、資料群の全体像を包括的に把握するには支障がない範囲であり、当初の目標は達したと判断される。次に、(2)目録化した資料群のうち、主要な資料を選定して内容を精査するとともに、324件(1,374カット)を撮影した。ノートや冊子については全ページを高精細画像で撮影した。さらに、(3)調査・撮影済み資料のうち保管方法の改善が必要と判断されるものは、アーカイバルボードを用いて資料の形態に応じた保存箱を作成するなどして、資料保存のための再整理を実施した。そして、(4)対象資料群の理解に資する文献や関連資料を収集し、三溪のコレクション形成活動や経済活動といった多面的な活動の実態について、研究代表者と研究分担者のそれぞれの専門分野から重層的に分析する作業に着手した。
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