研究課題/領域番号 |
17K02340
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪市博物館機構(大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪 (2019) 公益財団法人大阪市博物館協会(大阪文化財研究所、大阪歴史博物館、大阪市立美術館、大阪市立東洋陶磁美術 (2017-2018) |
研究代表者 |
内藤 直子 地方独立行政法人大阪市博物館機構(大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪, 大阪歴史博物館, 係長 (70270725)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 刀装具 / 金工 / 工芸 / 刀剣 / 近代工芸 / 美術史 / 工芸史 |
研究成果の概要 |
近年発見された、刀装具収集家・光村利藻の『鏨廼花』編纂等に関する文書について、その整理と情報の抽出を目的とした研究であり、初年度には文書のすべてをスキャナーにより読み取り、画像データ化した。2,3年目には学生の補助を得てその一部の解読を試みた。またこれらの作業と並行し、光村に続く時代の収集家・桑原羊次郎と勝矢俊一のコレクションとの比較検討も行った。 これらの調査作業の結果、同史料群には『鏨廼花』編纂に関する草稿以外に、明治期に聞き取りされた金工の来歴に関する草稿や『近世金工略伝』の草稿を確認でき、これまで不明だった金工の事績を知る手がかりを得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回画像データ化した史料群は、明治期に行われた装剣金工の調査活動の成果の一部であり、これらを史料として活用しうる状態にしたことにより、今後の活用が行いやすくなった。とりわけ、一部の著名工の事績を除き、ほとんどが不明かつあいまいであった幕末明治期の装剣金工研究の事績を追うための礎となることが期待できるものである。本研究で得られたデータは今後の研究において参照し、広く活用されるよう論考等での紹介を重ねていきたい。
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