研究課題/領域番号 |
17K02341
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪市博物館機構(大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪 (2019-2020) 公益財団法人大阪市博物館協会(大阪文化財研究所、大阪歴史博物館、大阪市立美術館、大阪市立東洋陶磁美術 (2017-2018) |
研究代表者 |
小林 仁 地方独立行政法人大阪市博物館機構(大阪市立美術館、大阪市立自然史博物館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪, 大阪市立東洋陶磁美術館, 課長代理 (00373522)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 中国陶磁 / 陶磁史 / 天目 / 曜変 / 油滴 / 宋代 / 分析 / 故宮 / 科学分析 / 中国陶磁史 / 南宋 / 杭州 / 美術史 |
研究成果の概要 |
近年南宋の都のあった杭州の宮廷遺跡など消費地遺跡で出土している曜変天目片をはじめとした様々な天目茶碗の新出土資料の調査や分析調査を行い、また国宝や重要文化財を含む日本伝世品の調査と再検討を行った。これにより、南宋時代における宮廷文物としての曜変天目の位置づけや日本における曜変天目・油滴天目の定義や認識変遷の問題、曜変天目をはじめ出土陶片資料の新たな分析データの取得など天目茶碗研究の深化と新たな展開につながる様々な知見を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新発見の個人蔵の曜変天目片(伝杭州出土)をはじめとした新出土資料の調査及び伝世品との比較研究、科学的分析調査を活用した東アジア的視点からの新たなアプローチにより、日本に数多く伝世する天目茶碗の諸問題の解明と再検討を試みた。これにより、日本文化と関係の深い伝世の天目茶碗の意義や価値をさらに高めるとともに、近年社会的関心の高まっている天目茶碗の理解への新たな視点を提供することができた。
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