研究課題/領域番号 |
17K02356
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
Kim JoonYang 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (00749955)
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研究分担者 |
板倉 史明 神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (20415623)
石田 美紀 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (70425007)
原田 健一 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (70449255)
渡部 英雄 日本ウェルネススポーツ大学, スポーツプロモーション学部, 研究員 (90633644)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | アニメ中間素材 / アニメ研究 / アーカイブ / セル画の保存 / アニメーション研究 / アニメ / アーカイビング / アニメーション |
研究成果の概要 |
アニメ制作現場で渡部英雄が長年活動しながら保管してきた渡部コレクションの資料体に対し実施された本研究は、メタデータ作成をはじめアーカイブ化およびデジタル化を進めると同時に、国内外の研究者との資料共有と協力関係を進展させ、絵コンテなど中間素材への実証的調査と学際的方法による分析の結果を提出した。研究の遂行によりアニメ制作の実態を検証し、作品の生成過程を理論的に解明し、さらにセル画保存に向けての化学的調査を着手することができた。アーカイブ化した資料の活用と研究成果の公開の実践として、研究者のみならず一般市民向けの講演や展示を国内外で行い本研究に対する学術的・社会的関心と理解を拡大、深化させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、アニメ制作現場で生み出された膨大な中間素材のアーカイブ化を実行、活用しつつ、アニメ業界の実作者および海外研究者らとの積極的な協力を通して、完成作品の映像表現のみならず、アニメの制作工程とそのグローバルな生産体制の実態を最新の理論および方法論から明らかにした。この成果により、廃棄の危機に瀕しているアニメ中間素材が持つ学術的・社会的有効性を国内外に向け立証し、日本のアニメについてより幅広い実証的研究が可能となる基盤を構築した。なお本研究成果に基づいた発表・展示を研究期間中に企画、国内外で展開し、学界・業界・自治体における相互発展的な信頼関係および国際的な研究ネットワークの強化に貢献した。
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