研究課題/領域番号 |
17K02359
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 同志社大学 (2022) 大阪大学 (2017-2021) |
研究代表者 |
北原 恵 同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (30340904)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 戦争画 / ジェンダー / 女性美術家 / マッカーサー元帥レポート / 長谷川春子 / 谷口富美枝 / 新井光子 / 日本美術会 / ポストコロニアル / 表象 / 戦争責任 / 女性アーティスト / 軍事主義 / 記憶 / 植民地主義 / アジア・太平洋戦争 / 戦争 / アジア・太平洋 / 美術 / 女性 / 植民地 / 移動 / アジア太平洋 |
研究成果の概要 |
本プロジェクトの目的は、アジア太平洋地域の戦争画研究とそれに関する作品を調査することによって、軍事主義やポストコロニアルの視点から日本の「戦争画」研究そのものを捉え直すことにある。具体的には、①アジア太平洋地域における戦争画研究と作品調査、②戦争を経験し複数の土地に移動した日系美術家の調査、③「戦争」をテーマにした現代作品の調査・聞取り、④戦後の「戦争画」言説と分析概念の検証(「戦争画」「前線/銃後」等)。以上を踏まえて⑤「戦争画」研究の問題点を明らかにし、理論的組替えを試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、歴史学やポストコロニアリズムの成果を取り入れ、「戦争画」「戦争」概念を再検討し、アジア太平洋地域の戦争画の研究者と共同研究することによって、依然として「日本」一国主義的なアジア太平洋戦争期の戦争画研究の限界を克服する。 1940年代後半を「戦後」とみなすのは、ある限定された立場の認識に過ぎない。本研究では「占領期美術」の概念を持ち込み、1945年以降アジア太平洋地域で起こった朝鮮戦争やベトナム戦争と美術への影響をグローバルに考察し、「戦争画」研究を狭い時期区分と対象から解き放つことを試みた。
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