研究課題/領域番号 |
17K02362
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
井戸川 豊 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (50293022)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 陶磁器 / 銀泥・金・プラチナ / 色絵具 / 装飾表現 / 陶磁素地成形 / 文様の描画 / 成果発表 / 研究発表 / 銀泥 / 金・プラチナ・色絵具顔料 / 焼成温度 / 磁器土(坏土) / 銀泥の剥離 / 銀粉を自動乳鉢で擂る時間 / 銀粉とガラスフリットの混合比 / 銀の種類 / 自動乳鉢で擂る時間 / 粒子の大きさ / 芸術表現 / 陶芸表現 / 陶芸技法研究 |
研究成果の概要 |
銀紛の粒子の大きさと器面への影響についての基礎調査を初年度に行った。同時に始めた銀泥による陶磁器素地への焼き付け試験と分析の試験結果を踏まえ、銀粉と培溶材となるガラスフリットとの混合割合の特定と、銀泥と金・プラチナ・色絵具顔料との焼成による発色維持を2018年度から2020年度にかけて調査した。その結果、複数の色彩について、陶磁器への装飾の可能性を見出し、最終年度に陶磁器作品への展開として公開し、研究を締め括った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、陶芸における伝統的な装飾手法である色絵彩色技法を土台として、新たに銀・金・プラチナといった貴金属と色絵具を組み合わせた新たな表現技法を開発した。その結果、陶磁器の質感と色彩に、新たに金、銀、プラチナといった貴金属の高貴さと彩り豊かな色絵具の組み合わせによる斬新な色感の領域を構築した。このことによって、陶磁器の技法史の新たな展開に布石を投じると同時に、とりわけ現代陶磁器制作における装飾表現の幅を広げることができた。
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