研究課題/領域番号 |
17K02363
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
一鍬田 徹 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (10263659)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ホスピタルアート / パブリックアート / 彫刻 / 立体造形 |
研究成果の概要 |
日本におけるホスピタルアートの現状を調査,整理すると共に,それらに求められる作品としてのコードを提示することを目的とした本研究は,ホスピタルアート全般の調査・整理を経て,先進的な取り組みを行なっている医療機関への調査及びアーティストの取り組み(特に作品制作)に焦点化し,研究を進めた。途中,世界的な新型コロナウイルス感染症の流行により調査活動が十分に進められなかったが,補助事業期間延長を経ながら,香川,福岡,茨城,千葉,愛知,富山等の医療機関の視察及び関係者へのインタヴューや国際シンポジウムへの参加等を行うと共に,そこで得られた知見に基づく学会誌への投稿やウェブサイトによる情報公開を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究を始めた当初と比較して,日本におけるホスピタルアートは確実に増加している。それは,世界に先駆けて超高齢化社会を迎え,多くの人が医療機関において人生の終末期を迎える現代日本において,病院におけるアートのあり方や,アートが社会に果たす役割への期待が,これまで以上に高まっていることの表れであると考えられる。このような背景を踏まえ,多くの研究者も様々な視点からホスピタルアートに関わる研究・発表を行うようになったが,特に本研究では,研究者自身がアーティスト(彫刻家)として,理論と実践を往還しながら,立体・彫刻的な視点をもって,ホスピタルアートに対する考察,提言,情報公開等を行ったことに独自性がある。
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