研究課題/領域番号 |
17K02377
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 桐朋学園大学 |
研究代表者 |
金子 仁美 桐朋学園大学, 音楽学部, 教授 (00408949)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 音楽 / 情報処理 / ミクスト音楽 / パリ第8大学 / ミクスト作品 / 作曲教育 / ミクスト / 音楽情報処理 / 作曲 / 創作環境 / 情報処理技術 / 現代音楽 / 創作 |
研究成果の概要 |
本研究「21世紀情報処理技術による音楽拡張モデルと創作環境との相互関係の研究」では、とりわけフランスにおける状況を調査し、また実際に実験することで、成果をあげることが出来た。情報処理技術により音楽の表現モデルを拡張させるには、研究施設と研究者との関わりが重要である。パリ第8大学には、IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)で開発されたプログラム、MaxやOpenMusicとともに、GRAME(フランス国立音楽創作センター)で開発されたFAUSTによる創作環境を研究した。また、音楽モデルの拡張と創作環境との相互関係について、設備環境よりもまず教育が重要であることが立証された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、情報処理技術が現代の音楽創作に表現モデルの拡張をもたらし、また創作におけるさまざまな過程で必須である、ということをことを明らかにした。この技術は、新しい創作を開拓する芸術表現と、作曲教育、学校での音楽教育や、音楽教室などとを繋ぐ、新たな可能性も見出した。それは、パリ第8大学での教育、同大学とサンドニ音楽院の子供たちとの共同企画を実現した成果にも表れている。現代の音楽が、社会との関わりを深く持てずにいることから、情報処理技術の音楽創作における立場が増え、強くなっていることを生かし、芸術表現の技術と教育や体験の結びつきを強めることを、次の課題とする。
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