研究課題/領域番号 |
17K02389
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 名古屋芸術大学 |
研究代表者 |
舟橋 三十子 名古屋芸術大学, 芸術学部, 教授 (00360230)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ソルフェージュ / フォルマシオン・ミュジカル / 聴音・新曲視唱・新曲視奏 / アナリーゼ / 音楽基礎教育 / 教材開発 / パリ音楽院・コンセルヴァトワール / フランス・イギリスの音楽教育 / 音楽理論 / 聴音 / 新曲視奏 / パリ音楽院(コンセルヴァトワール) / ミュージシャンシップ / ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ / 音楽教育 / 音楽リテラシー |
研究成果の概要 |
日本の「ソルフェージュ」は、「聴音」「新曲視唱」だけの機械的な訓練に限定されている。しかし、本場フランスでは、音楽を幅広い視点から多角的に捉え、真の音楽家の教養を身につけるため、音楽の表現に関する広い意味での基礎教育が必要ではないかという議論から、「フォルマシオン・ミュジカル」と呼ばれる考え方が取り入れられている。この方法は成果を上げており、既に「ソルフェージュ」にとって替わっている。本研究では、この考え方を、日本の音楽教育開発に取り入れる必要性を提唱した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ソルフェージュは、「楽譜の読み書き」と言える基礎的な学習である。以前は、音を書き取り、初めて見る楽譜を歌う、という学習方法が取られていた。 近年、音楽家の楽曲に対する理解力の浅さから、フランスでは、従来のソルフェージュの考え方から脱却し、大作曲家の作品を対象に、音楽を楽曲分析、音楽史等の理論的な側面からも捉えていこう、という「フォルマシオン・ミュジカル」と呼ばれる教育方法が実施されるようになっている。 この方法を日本に導入し、我が国の音楽家にあった音楽総合基礎教育のためのテクストの執筆、音楽専門雑誌への記載、公開講座、ネットによる配信等を通して、「フォルマシオン・ミュジカル」の普及に努めている。
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