研究課題/領域番号 |
17K02396
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
|
研究機関 | 甲南女子大学 |
研究代表者 |
増田 のぞみ 甲南女子大学, 文学部, 准教授 (80449553)
|
研究分担者 |
猪俣 紀子 茨城大学, 人文社会科学部, 准教授 (20734487)
東 園子 京都産業大学, 現代社会学部, 准教授 (40581301)
谷本 奈穂 関西大学, 総合情報学部, 教授 (90351494)
山中 千恵 京都産業大学, 現代社会学部, 教授 (90397779)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 少女マンガ / マンガ文化 / 出版文化 / 雑誌研究 / 少女向けメディア / ポピュラー文化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、少女マンガ黎明期のジャンル形成過程において作家や編集者がどのような役割を果たしたのかを明らかにすることである。本研究では、少女マンガ黎明期に活躍した作家や編集者らによる座談会が1999年と2000年に合計4回開催された「少女マンガを語る会」の活動に注目し、この座談会の記録を報告書として後世に残すための作業を進めた。作家や編集者の語りからは、当時の作家たちは編集部の編集方針にただ従っていたわけではなく、それぞれが時代に合わせて、読者のニーズを敏感に感じ取りながら、自分が描きたい物語世界を明確に表現してきたということが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、この貴重な座談会の記録を『「少女マンガを語る会」記録集』(監修:水野英子、編著:ヤマダトモコ・増田のぞみ・小西優里・想田四、2020年6月)として報告書にまとめることができた。「語る会」のメンバーは全員作家であり、この活動は、自身が歴史を作り出してきた作家たちが、少女マンガというジャンルのルーツを自ら辿ろうとしたものである。そこで語られた内容は、読者が残された作品や雑誌資料などから辿ることは難しい、制作者(作家や編集者)にしか知り得ない貴重な情報ばかりであり、少女マンガの歴史を辿るための貴重な資料となる。
|