研究課題/領域番号 |
17K02408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田村 隆 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (70432896)
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研究分担者 |
折茂 克哉 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (30376579)
高山 みさと (丹羽みさと) 立教大学, 江戸川乱歩記念大衆文化研究センター, 助教 (90581439)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 狩野亨吉 / 第一高等学校 / 東京大学 / 駒場図書館 / 駒場博物館 / 清国留学生 / デジタル化 / 狩野亨吉文書 / 一高 / 東京帝国大学 / 秋田 / 大館 / 駒場 / 京都帝国大学 / 狩野文庫 / 書簡 / 日記 / ネットワーク / 文学一般 / 思想史 |
研究成果の概要 |
東京大学駒場図書館所蔵の狩野亨吉文書を用いた研究を展開した。調査は校務文書と書簡を主な対象とし、それぞれの内容を把握しつつ封入と目録化を進めた。調査を通じて、狩野亨吉の特に旧制第一高等学校(一高)校長時代における事績や交友関係、および一高の初期の国際交流のありようが新たに明らかになった。その成果は個々の論文のほか、二度の企画展示において公表した(二度目は東京大学東アジア藝文書院(EAA)との共催)。狩野亨吉の出身地である秋田県大館市での資料調査や、長野県松本市の旧制高等学校記念館夏期教育セミナーでのセッション発表、九州大学でのシンポジウム「狩野亨吉研究の現在」なども成果として挙げられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
狩野亨吉は文学・思想・歴史・教育・天文学など、明治期の学問を考える上で欠かせない人物であるとともに、その膨大な蔵書でも知られる。東京大学駒場図書館所蔵の狩野亨吉文書は狩野の知の背景を知る上で重要な資料群であり、封入等によりそれらをさらに利用しやすい形に整備し、調査を通じて狩野亨吉の特に旧制第一高等学校(一高)校長時代における事績や交友関係、および一高の初期の国際交流のありようが新たに明らかになったことで、狩野旧蔵書を所蔵する諸機関や他の旧制高校研究者と連携するフィールドが確立できた。
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